社会保険加入条件のまめ知識
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社会保険の加入条件について

会社で働く人は、一定の条件を満たした場合、社会保険(健康保険と厚生年金)に入らなければなりません。(「入ることができる」ではなく、入らなければならない義務があります)
社会保険の加入条件には以下の3つがあります。


【社会保険の加入条件@】
会社が社会保険に加入している事業所(適用事業所)であること

社会保険制度というのは、「全国健康保険協会」という公の機関が管理・運営していて、その各都道県支部がそれぞれ独自に業務を行なっています。
一つ目の社会保険の加入条件として、「自分の務める会社が、この保険協会に加入していること」があります。一般の有限会社や株式会社ならほとんどが社会保険に加入しているので問題ありませんが、個人経営の小規模なお店などの場合は、社会保険に加入しておらず、条件を満たさないケースも多いです。この場合は個人で国民健康保険と国民年金に加入する必要があります。


【社会保険の加入条件A】
社会保険加入条件1一定以上の労働時間があること

社会保険の加入条件の二つ目が、「正規で働く社員(正社員)のおおむね3/4以上の労働時間があること」です。
具体的には、

  • 1日の所定労働時間がおおむね4分の3以上
  • 1カ月の労働日数がおおむね4分の3以上

です。
例えば、ある会社の正社員の1日の基本労働時間が8時間で、週5日勤務の週40時間ならば、その3/4である1日6時間以上、週30時間以上の労働時間があれば社会保険の加入条件を満たします。(ただし、これより少ない時間でも、就労状況や職務内容により加入できる場合もあります)
おおむね3/4」という言葉のとおり、あくまで目安であり、会社によって違いもあるので、会社に直接確認してみましょう。


【社会保険の加入条件B】
社会保険加入条件2一定以上の雇用契約期間があること

社会保険の加入条件の三つ目が、「会社に雇われた時の契約期間が一定以上であること」です。この加入条件について、社会保険に加入できないケースを例に挙げて説明します。
社会保険に加入できない(条件を満たさない)のは以下のケースです。

  1. 雇用契約期間が2カ月以内の臨時の従業員(アルバイト・パートタイマー含む)
    ※ただし、この期間終了後に雇用の延長などで引き続き働く場合は条件を満たし、延長当日から社会保険に加入できます
  2. 日雇い労働者、出稼ぎ労働者
    ※ただし、1カ月以上働いた場合は条件を満たし、翌日から社会保険に加入できます
  3. 農業、製茶業のような季節的業務で働く人
    ※ただし、最初から4カ月以上雇われる予定の場合は条件を満たし、最初から社会保険に加入できます
  4. 博覧会や一定期間で終了する建設現場などのような臨時事業の事業所で働く人
    ※ただし、最初から6カ月以上雇われる予定の場合は条件を満たし、最初から社会保険に加入できます

※正社員や派遣社員で勤務する場合、「試用期間」が設定されるケースがあります。試用期間とは長期的な勤務を前提にしていて臨時雇いとは違うので、試用期間の最初から社会保険に加入することになります。


【3つの加入条件を満たせばOK】
以上で述べた社会保険の加入条件3つを全て満たせば、社会保険に加入できます。
社会保険加入は義務ですので、加入条件を満たしているにも関わらず、社会保険に加入しない場合、法律違反となり、事業主(会社)に罰則が課されられます。

  • 雇用保険法:6箇月以下の懲役又は30万円以下の罰金
  • 健康保険法:6月以下の懲役又は30万円以下の罰金
  • 厚生年金保険法:6月以下の懲役又は20万円以下の罰金

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社会保険の加入の際の注意点

【社会保険の加入条件に関して】
前述したとおり、社会保険の加入条件として、「正社員の3/4以上の勤務時間」がありますが、これはあくまで一つの会社における勤務時間が対象となります。複数の会社に務めていて、勤務時間の合計が3/4以上であっても、会社を別個に見た場合に一つも条件を満たしていないならば社会保険の加入条件は満たしません。

【扶養に関して】
社会保険加入条件3社会保険の加入条件を満たし、社会保険に加入した場合、親や配偶者の扶養から外れ、扶養を抹消する必要があります。扶養でいられる年収(年収見込み130万円未満)であっても関係ありません。
「年収130万円未満ならば社会保険に入っても扶養から外れない」と誤解している方も多くみられ、実際に扶養を抹消しない事業所もありますが、これは誤りです。
扶養から外れたくない場合は、社会保険の加入条件を満たさないよう労働時間を抑え、かつ、年収を130万円未満に抑える必要があります。

【身分に関して】
社会保険の加入、加入条件、扶養に関しては労働者の身分や年齢は一切関係ありません。学生であろうと加入条件を満たせば社会保険には入らなければなりませんし、扶養からも外れなければなりません。

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