雇用保険の加入条件〜年齢についてのまめ知識
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雇用保険の加入条件に年齢制限はあるのか

初めに結論から申し上げますと、雇用保険の加入条件には年齢制限があります。

具体的には、65歳になった日以降は雇用保険に加入することができません。これは雇用保険法で定められています。以下抜粋。

雇用保険法 (適用除外)第六条
次の各号に掲げる者については、この法律は、適用しない。一六十五歳に達した日以後に雇用される者(同一の事業主の適用事業に同日の前日から引き続いて六十五歳に達した日以後の日において雇用されている者及びこの法律を適用することとした場合において第三十八条第一項に規定する短期雇用特例被保険者又は第四十三条第一項に規定する日雇労働被保険者に該当することとなる者を除く。)

雇用保険の加入条件 年齢雇用保険が適用される会社であっても、65歳に達した日以後に雇われた場合は雇用保険には入れません。64歳で雇用保険に入ることが条件です。
これは65歳からは原則として年金がもえらるようになるため「現役」の労働者とはみなされず、雇用保険での保護の対象外とされるためです。実際に年金を受給している、いないに関わらず雇用保険には入れません。

65歳に達する日の前日までに雇われた場合は、年齢制限にかからず加入条件を見たし、雇用保険に加入できます。その場合65歳になったあとは「高年齢継続被保険者」となります。

「高年齢継続被保険者」と一般の被保険者には以下のような違いがあります。

  1. 高年齢継続被保険者が失業した場合は、一般の被保険者とは違い、一時金として「高年齢求職者給付金」が支給されます(雇用保険に加入していた期間が6ヶ月以上あることが条件です)
    支給される一時金の金額は一般の失業手当の一ヶ月分です(雇用保険加入期間が1年以上あると約1.5ヶ月分に増えます)
  2. 失業保険の総支給額の違い
    一般の被保険者の状態で65歳未満で自主退職する場合の方が、65歳以上の高年齢継続被保険者の状態で退職する場合に比べて、もらえる失業手当の総額が大きくなります。例えば20年以上雇用保険に加入した人が64歳で退職すると合計で約100万円(分割で)もらえるのに対し、65歳以降に退職すると約30万円しかもらえません。


以上のように、雇用保険の加入条件には65歳を境界とした年齢制限が存在します。

雇用保険加入条件 年齢たった1日違っただけで雇用保険に加入できなくなってしまいますので高齢で再就職する場合には65歳という年齢を意識しておきましょう。

今後は年金の支給開始年齢も65歳よりも高齢の70歳前後になると言われています。そうなれば雇用保険の加入条件における年齢制限も同様に高くなり、条件が緩和されるかもしれません。

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